2012年10月10日水曜日

NTPサーバーの設定(CentOS)



NTPの設定を忘れていたようで、いつの間にか時刻がズレていた。
今更ながら自宅鯖(CentOS)にntpの設定を行う。

CentOSにNTPサーバーの設定


ntpのインストール、ntpパッケージで行う。
# yum install -y ntp



ntp.confでNTPサーバーを指定する。
# vi /etc/ntp.conf


デフォルトでは下記の設定となっている、必要ないので削除。
server 0.centos.pool.ntp.org
server 1.centos.pool.ntp.org
server 2.centos.pool.ntp.org


自分の契約しているプロパイダは、NTPの提供がないので、独立行政法人情報通信研究機構(NICT)で設定。
server ntp.nict.jp



ntp.confの編集が終わったら、NTPサーバーを起動。
# /etc/init.d/ntpd start
ntpd を起動中:                                             [  OK  ]



NTPサーバーの自動起動を設定する。
# chkconfig ntpd on



下記コマンドで、NTPサーバーの状態確認が出来る。
# ntpq -p

     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
 ntp-a3.nict.go. .NICT.           1 u   17   64    3   17.167  -410704   1.775

サーバー名の頭に * が、同期完了の印となっている。10分後にもう一度確認。

     remote           refid      st t when poll reach   delay   offset  jitter
==============================================================================
*ntp-a3.nict.go. .NICT.           1 u   52   64   17   15.958   -7.631   5.141
同期完了の印 * が付いている、現在時刻も日本標準時刻で補正されたようだ。


(補足)時刻のずれが大きいと補正できないため、その場合は一旦自分で同期を行う。
# ntpdate ntp.nict.jp


自宅NTPサーバで、Windowsの時刻同期

NTP起動した自宅サーバーで、LAN内のパソコンや端末、プリンタなどにNTP設定を行う。
下記はWindows7の場合。


タスクバー右下の日付と時刻をクリック、「日付と時刻の設定の変更」をクリックして、「インターネット時刻」タブに切り替える。

「設定の変更」より、NTPサーバー(自宅サーバー)のIPアドレスを入力後、「今すぐ更新」を押す。





うまく同期が出来たようだ。他のPCやプリンタなどにも同様にNTPを設定しておけば、自宅LAN内全ての端末が同じ時刻になる。

PCを複数台所有の場合は、とくにバックアップなどファイルのタイムスタンプがズレないように、時刻の同期は必要かと。